前略、豪州より

お待ちいたしておりました。 ゆっくりしてってね。

2015/02



サイクロンの影響で雨、雨、雨だった先週。

退屈でしかたない。

ミシンで遊びたいけど、

大雨の中、わざわざ材料を買いに行きたくないので、ありあわせで何とかしたい。

首回りがヨレヨレになったけど、捨てられずに持っていた
お気に入りのブレーメンの音楽隊Tシャツ。

たしか沖縄で買ったんだった。


持ってる布を引っ張り出してきて、


Tシャツも切っちゃって、

ミシン出して、

できたー。

リメイクTシャツショッピングバッグ。いえーい。

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反対側は背中のプリントだった、ブレーメンの音楽隊のお話。

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裏地は使わずじまいのチェック。

チェックの生地、まだ余ってるからショートパンツにしようかな。

マチは8cmです。


うん。なかなか楽しかったです。

お気に入りのプリントとも、また一緒に過ごせる。

久しぶりに雨もあがったし、

洗濯、洗濯。



DALBYの少し手前の、KAIMKILLENBUNの入口にあったサイン。

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なぜダーウィンを選ぶ…。

ちなみに、ダルビーまで24km、ブリスベンまで227kmです。



この辺りからよく見かける

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珍しい品種のとうもろこしが、成長不良おこしてると思ったら、


モロコシ属。ソルガム。

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何だかタケノコ族的なヒビキ。

主食にもなるアフリカや、インドでの栽培が盛んですが、
生産量世界7位のオーストラリアは、飼料として使うのがほとんどのようです。



ブラックソイル。作物の栽培にかなりいい仕事をしてくれるらしいです。

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庭の土に混ぜたい。

ブリスベンから西に200km程、人口9778人のDALBYは、
この辺りでは一番大きな町かもしれません。

人口の少ない田舎にもかかわらず、結構すごい立派な教会があるのは、
以前は羊牧でかなり栄えていて、
人口だって今よりも爆発的に多かった、バブリーな町だったからだと思われます。

現在は羊は滅多に見かけません。

この町、Mcも KFCもレッドルースターもハングリージャックスもあるのに、

カフェがない。

だれもカフェを経営してない。レストランっぽいのも見つけられない。

おなかペコペコで到着したのに、コーヒークラブしか見つけられなかった。

みんな何処でごはん食べてんの。フシギな町だわ。

コーヒークラブと迷って、結局KFCでツイスターに決定。

もう2時近かったのに、ドライブスルー大渋滞。びっくりよ。


なかなかのキャッチフレーズ。
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もっと行きたい町があったけど、日帰り予定だったからここで終了。

三輪車を車に積んで帰ったよ。

改めて今度は違う町に行ってみよう。


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Dalbyで見つけたアンティークショップ。




古い道具と

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これは以前NSWで買った、電線の絶縁器具、がいし。

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これを買ってからがいしがずっと気になっていて、今回、3つ。


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自分でもかなりマニアックな世界だと思いますよ。

薄紫と茶色はガラス、白色は陶器で、これは日本製。

製造元のSHOFUは現在、「株式会社松風」として、
人工歯の製造販売を行っているようです。
京セラの創業者の稲盛さんが最初に入社したのが、
このSHOFUだったようです。


お店の人に「裏の倉庫も見てきていいよ」と言われて倉庫に行ってみたら、
この辺りの古い家の納屋からごっそり引っ張ってきたぽい、
古い家具とか農具とか食器がぎっしり。



教会のベンチとか古いラジオとか、
欲しいものが幾つかあったのだけど、




これを持って帰ってきました。

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このフォルムがいい。



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ここDALBYから車で1時間ほどの
MALLINGの農家の納屋から出てきた、鉄製の三輪車。

このテの大きな三輪車は、第二次世界大戦後から1950年代まで人気があったみたいで、
この三輪車は、オーストラリアで1944年から1954年まで製造された物。

使い潰したわけでもなく、長い間納屋にあったみたいで、
全く壊れた個所がない良状態だったので、
こんな良い状態ではもう出会えないと思って、連れてきてしまった。


でも大きすぎて置き場所が(笑)

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とりあえずダイニングの隅に。



わたし邸の古道具広場も絶賛拡大中です。

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1876年に建てられたジンボーハウス。

個人の所有物なので、
建物の中には入れませんが、敷地には入る事が出来ます。


ジンボーハウスの歴史はここで。

イギリス人のベルさんが、イギリスの流刑者担当の仕事で家族でこの国に移り住んで、

その子供たちも大きくなって、

地元の政界に進出して、

この辺りの牛羊農場を繁栄させた、ベルさんファミリーの歴史がある、

ジンボーステーションです。

その昔はあの向こうのずっと向こうまで、牛と羊を放牧するベル家の土地でした。

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敷地の中にはウォータータワーや
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キッチンガーデン、
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プール、
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格納庫の向こうには滑走路もあります。
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当時相当数の人が働いていたと思われ、
その為に敷地内に教会も建てられたのだと思います。
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渡辺篤史もびっくりのすっごいお宅だけど、
ひとりで一晩お泊りとか絶対ムリ。(笑)

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DALBYに戻るよ。


オーストラリアの犬っぽい動物、

ディンゴ。

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これはダーウィンにいた時にフォグダムの近くで撮ったものです。

この時はちょっと興奮したわ。

ディンゴは、インドネシアの方からやって来たと言われていて、
他のオーストラリアの動物みたいな、お腹のポッケはありません。

ディンゴが家畜の牛や羊を襲う事が古くからの農場の抱える問題です。
もちろん人やペットも襲う事が大問題です。

だけど殺傷しすぎて絶滅一直線でも、この国の人達はくじらの方が大切らしい。

このディンゴ問題は、
現在は衰退しつつある、この国の羊の放牧が盛んだった頃からの問題で、
1885年にディンゴを閉め出すための「ディンゴフェンス」が作られました。

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このフェンスは全長、5600km、

万里の長城よりも長いとよく言われますが、
これは秦の始皇帝が作った4000kmよりも長いという意味で、
現在中国の発表では、万里の長城は全長2万kmを超えています。

2万キロ。


日本列島の全長、3千キロ。



ところでそのディンゴフェンスのスタート地点。
ちょっと気になるじゃない。

私が住むブリスベン北部から西に車で3時間半。


人口185人、JIMBOUR。

ディンゴフェンスはここからスタートです。

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これ。このフェンスですね。

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この地図はJIMBOURの手前のDALBYにある情報センターで見つけたものです。

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フェンスに沿ってドライブできるらしい。
だけど、地図を見る限り道は決して良くないみたいです。

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次の町、人口784人、JANDOWAEも探検して、JIMBOURに戻るよ。


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時々ストウブ鍋を使って、捏ねないパンを作ります。

これです。

前日から仕込むから時間はかかるけど、超絶簡単なのがいい。
結構もっちりした仕上がりになります。

粉を混ぜて冷蔵庫に入れておきますが、
パサパサになりそうで怖いので、ラップで覆って更にティータオルで
ボウル全体を包んでから野菜室に入れます。

2次発酵は2時間くらいです。

放置プレイパンですが、

それでも結構うまく焼けるものです。

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スライスしたパンに、オリーブオイルとバルサミコ酢、塩やDUKKAを付けます。

オリーブオイルはミントが好きです。

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やっぱストウブ鍋、買ってよかったわー。


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ワライカワセミの刺繍。


家の壁塗ったりしてたから、途中でやる気を失くしてしまって、

一年かかちゃった。

できちゃった。

45×45cmの結構大判です。

ホントにうんざりしながらの完成だけど、

まだこれがある…。

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挫折中の桜。

挫折の原因は分かっているのよ。

セットの刺繍糸。

これは通販で買った刺繍セットで、糸はDMCのもの。

DMCは仏のメーカーで、刺繍糸の世界じゃオリンパスと並んでポピュラーな商品です。


がしかし、


この糸が完全にバッタもん。

縫ってると布との摩擦で糸がすり減って、途中で切れてしまう。

やる気激減。

気分最悪。

どうしようかなー、これ。

もう一回がんばってみようかなー。

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