前略、豪州より

お待ちいたしておりました。 ゆっくりしてってね。

2018/04


コンビニ人間 /村田沙耶香 /文春e-book 

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主人公を、「本当はギリ社会不適合だけど、あくまでもギリだから、
どうにか上手いとこ、狭い人間関係の中で生きていけてる人」っぽい書き方だけど、

白羽さんと向き合って話を聞きながら、
尚且つ、自分の生活圏内に入って来られても
呈良くあしらって生活できるって、相当凄いと思うわ。
そこらへんの人よりも社会に適合してると思うけど。

私は白羽さん、絶対ムリ。

どんな関係でもムリ。彼の思想なんて聞きたくもない(笑)




愚者の毒 / 宇佐美まこと/祥伝社文庫 
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今の所、今年一番面白かった本。

楽しい昭和の、日影の世界。

筑豊の村全体の、集団貧困がえげつなさ過ぎて、
読むのに気力だけじゃなく、体力も必要とされる感じ。

早い段階で、話の全体を見せてくれたから一気に読めたけど、
最後まで小出し戦法で来られたら、心が折れるレベル。

子は親を選べないし、
底辺から這い上がる為には、綺麗なままじゃ、まず難しい。




お引っ越し/ 真梨幸子/ 角川文庫
おふっこし412n+kWw8dL


得意の「なんとなくリンク型」短編集。
前、住んでた人について考えだしたらもう、アウトでしょ。

この人の話は、
「おまえ、明日は我が身だと思えよ」的な話だから、
ゾワるけど止められない。



ヒキコモリ漂流記 / 山田ルイ53世 /マガジンハウス
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ずっと前から読みたかったけど、なんとなく恐くて読めなかった本。

自分一人だけが、味が無くなったガムを永遠に噛み続けているような、
いわば「思い出の自転車操業」


第一話からこれだもの。辛い…。辛すぎる。

ここまで客観的に自分の過去を見れるって、ほんと凄いわ。
思い出すだけで胃が痛くなるような気持ちで書いたのだろう。
誰にも言わずに大学を去った時の彼の気持ち、
私も同じような事をした事があるから、よく理解できたわ。




消失! /中西智明 /講談社ノベルス
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まじかー。
うん、なんとなくねー、違うんだろうなとは思っていたのだけど…。
いや、まさかね…。

楽しめましたよ。気になっていたから、読んでよかった。



どこの家にも怖いものはいる / 美津田信三 /中公文庫
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どれもホントに気持ちの悪いはなし。
どの話も結構、バッサリ終わる話だから、
最後に推理して、一つにまとめたいのは分かるけど、
あそこまで推理しあう必要あるかな。
実は、全ての話が人為的に行われた犯罪だとしたら、もちろんアリだけど。


これ。

 

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 スーパーブランドのチープなチョコウエハースでしたが。

これ、めっちゃおいしい。うまく説明できないけど、

 

「ビックリマンチョコ、スーパーリッチテイスト」です。

 

これはおススメですよ。

ウールワースの、クッキーコーナーの隅っこにありますよ。

 

 



ブリスベンから220㎞インランドへ、

NSWとのボーダー、人口5.400人、

Stanthorpeのアンティークショウへ行きました。

買ったのは鉱物ですけど。

 




NSW州、 Things
産のスモーキークォーツ。

煙水晶ともいう、水晶の一つです。

「けむりすいしょう」とはステキな名前だと思います。

 

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フローライト。蛍石です。

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蛍石にはいろんな色があって、加熱すると発光しますが、

モノによっては紫外線に当たると蛍光の紫に発光するものもありますよ。

 

これはグラデーションがいい感じです。

 

 



家から近い、レッドクリフ産の

カルセドニー、玉髄(ぎょくずい)です。

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玉髄も蛍石と同じで、含んでいる不純物によって色が変わりますから、

玉髄と言っても色んなタイプがあるのです。

めのうやジャスパーも玉髄の仲間ですが、
これはカーネリアンよりですね。

 




町の角にあるパブでランチ。ポークチョップです。

 

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付け合わせにマッシュポテトとフライドポテト(笑)

さすがポテト愛国民です。

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Stanthorp
e郊外の、

人口300人ほどのBallandeanの私有地にあるピラミッド。

オーストラリアの内陸は、いつも空が低いです。手に届きそうです。

 

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この辺りの石をここに集めたのか、
わざわざ作ったのかは分からないけど、

とにかく良くできています。





この辺りはワイナリーもいくつかあるみたいです。

 

インフォメーションセンターで、ラズベリービネガー。

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ドレッシングに使うと、爽やかにおいしくできるので、

見かけた時に買っておきます。


 久しぶりに内陸の方へ行ったら、

空気が澄んで、カラッとしていたので、

そろそろブッシュウォーキングの季節になったようです。


春菊の種も蒔かなきゃ。

 

 

 

 

 

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ラベル買いした、NZのテーブルワイン

NZのワインは、$5程度の安物ワインでも、

食事と一緒なら結構おいしいと思います。

  

最近はワインを飲まなくなったのだけど、

どうして飲まなくなったのか考えてみたら、アレだ。

 

ワイングラスを洗う時に、脚を割ってしまうからだと思います。

 

朝一に洗うと、まだ体が寝ぼけていて、

グラスを洗う力加減が上手くできずに、

たまにグラスの脚を割ってしまって、

4つセットだった最後の一つを遂に全部割ってしまってから、

ずっとワイングラスを買わずにいたら、

ワインからも遠のいてしまった。

やっぱり、ワインはワイングラスで飲みたいもの。

 

遂に先日買った、ワイングラス。

 

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脚が無いワイングラスです。グレーを選んでみました。

これでいい。これでいい。これで事故回避できる。

 

テーブルワインにあうような何かを作ろうぜ。

 

刻んだ胡瓜、トマト、檸檬、塩、胡椒、オリーブオイルの

イスラエルサラダと、

 

イスラエルチキン。

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ニンニク

スマック

クミン

シナモン

コリアンダー

パプリカ

タイム

レモン

タイム

 

良く揉み込んだら、一晩寝かせてオーブンで焼くよ。

焼きあがったら、レモンをかけて完成だぜ。

 

 

 


夏の間中、青紫蘇を切り戻しながら収穫してきましたが、

葉が小さくなったのでしばらく放置して、

 

紫蘇の実を収穫。

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塩漬けにして保存するよ。


塩はユダヤ教御愛用の、

精製していない「コーシャーソルト」を使用。

 

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塩漬けにしたしその実は、 

納豆に混ぜたり、おにぎりとか、どう使ってもハズレなしです。


 

そして


 

自家製七味としその実のペペロンチーノ。

しその実がプチプチおいしいです。

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私の七味は陳皮の香りきわだつ系の、

辛より香の「アロマティック七味」ですよ。 

 

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 19世紀の航海時に使われていた天気予報道具、

 

ストームグラス。天気管。

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樟脳やエタノール等の液体をガラス管に入れた物で、

 

樟脳の結晶の状態で天気を予測できる、フシギモノ。

 

液体が住んでいたり、結晶が沈殿している時は晴れ、

液体が白濁したり、結晶が大きくなればお天気下り坂のようですが、

気温が高いのが苦手の様で、今の所こんな感じです。

 


もっと詳しく書くと

 

晴れ  結晶は沈み、液体は澄んでいる。


雨の前 結晶が増えて、星状の結晶が浮遊する。

 

嵐の前 結晶が大きな葉っぱ型に成長する。

 

雪の前 液体の白濁、浮遊、結晶が高く積もる。

 

 

 

気温がぐっと下がって、雨が降るのが待ち遠しいここ最近です。

 

 


 

 

 

 

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ガレージのシャッターを巻き上げる時の音がヘンだったから、

チェーンに油を注したりしていたのだけど、

 

違った。そして壊れた…。

 

ここ。

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この黒い部分にあるバネが割れてしまって、

ガレージが開かなくなってしまった。

 

修理費、涙の$400

知り合いの人は$450だったらしいから、これが相場みたいです。

家を持つ事が、こんなにも大惨事との連戦だとは思ってなかったです。

 



大丈夫。ピンチはチャンス。



最近は朝と夜中に雨が多くて、庭のニラが急成長です。

毎日ニラです。ニラファーストです。


 

庭で採れたトマト入りニラ玉に、

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ニラオンリーのチヂミ。

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母がよく作ってくれた、「野菜炒め IN オムレツ」。

ウスターソースは、あんまり好きじゃなかったけど、

これには、絶対ウスターソースでしたよ。

 

ニラとキャベツ、タマネギと豚肉IN オムレツ。

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完成形の画像は無いですけど。忘れてた。


 

 

にしても、不意打ちの$400、きつい…。

 

 

 

 子供の頃は、かーちゃん飯が食のベースというか、
それが絶対領域だったから、


学校給食でカレーとかシチューとか、

家の食卓に並ぶメニューを、
かーちゃん飯と違う味で攻めてこられても、

全くテンションが上がらなかったし、



「家で食べる物を給食で出すなよ」と思っていた子供時代。



特に給食のシチューは、改善の余地を強く望む一品でしたよ。

 



そんな昭和の給食だったけど、

母が作らないものは美味しかったですよ。そもそも比較対象が無いし。


 

その中でも、給食のビーフン。


 

あれは多分、炒めたものじゃなくて、蒸しあげていたのじゃないかと思います。


油気も汁気も全くないけど、

しっとり、ふっくらビーフンでした。

 

フライパンで色んな必殺技を繰り出して作ってみても、

どうしても、しっとり、ふっくらの焼きビーフンにはなってくれない。

 

がしかし。目が合ってしまった。

 

コレと。

 

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炊飯器ね。

 

 

 

炊飯器で炊いてみたらどうでしょう。

 

ビーフンにはいつもコレを使います。

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というか、これ以外見た事ないです。


 

覚え書き程度に書いておこう。

 

炊飯釜に水220~50ml位入れたと思います。

そのうち、干し椎茸の戻し汁を1カップ使いました。

 

鶏がらスープの素 一つまみ

酒 大さじ1

ナンプラー 大さじ2

オイスターソース 大さじ2

砂糖 小さじ2

ごま油 小さじ2

 

を入れてよく混ぜて、乾燥したままのビーフンを入れるよ。

 

上に、干し椎茸、人参、しょうが、豚肉を乗せて、

 

急速で炊くよ。急速だからね。

 

炊けたら、軽くごま油を振って、大きく混ぜたら、

 

私史上、最強のしっとり、ふっくらビーフンができてましたよ。

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ちょっとナンプラーが多すぎたかも。

 

 


クイーンズランドミュージアムの、エジプト展へ行ってきました。

 

 

イギリスの大英博物館からやって来た、

紀元前9世紀~ローマ支配下だった2世紀頃までの、

ミイラ6体と約200のコレクションを見る事ができます。

 

心臓が最重要パーツと考えていた古代エジプト人は、頭がい骨を開かずに、

鉤状の器具を鼻から挿入して脳を取り出して処分、

心臓以外の内臓を取り出して、肺、胃、肝臓、腸は、「カプノスの壺」に入れて保管。

 

これが、カプノスの壺ね。

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ボディは、70日間天然の炭酸ナトリウムに浸した後、

布で巻き上げて、エジプト流ミイラの完成です。

 

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このタイプ、「人形棺」が用いられるようになったのは、中王国時代の第12王朝で、

ミイラマスクが使われたのは、その前の第1中間期のようです。

 

少しずつミイラのスタイルも変化しながら時は流れて、

エジプトがローマの支配下だった2世紀、

日本では、卑弥呼がいたとされる、弥生時代末期。

おそらくペルーのナスカで地上絵を描いていた頃。

 

マミーポートレートと呼ばれる、似顔絵を描いた木の板を、

布で巻き上げたミイラに取り付ける、簡素化時代に突入。

 

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どれも目ヂカラ凄い系です。しかも若い。平均寿命が、凄く短かったのかも。

 

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ミイラの側にある大きな画面で、3D CTスキャンされたミイラの内部画像を、

補足付きで見る事ができますが、どのミイラも歯周病には悩まされていたようです。

 

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エジプト展は826日まで。チケットはHPでも買えますよ。

 

 

記念にペニープレス。

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ペニープレスは、博物館や遊園地でひっそりと見かける、

アメリカではコインを入れてレバーを回すと、

そのコインを潰して、刻印を入れてくれる記念メダルだけど、

オーストラリアでは銅板がセッティングされているので、

コインを潰したりしません。

日本でも、硬貨を潰すなんてバチ当たりだし、

まず違法なので、日本でも銅やアルミ板が使われている筈です。

 

 

大英博物館とQLDミュージアムのコラボマグカップ。

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黒と黄色のナショナルジオグラフィックカラーです。

 

 

お昼は久しぶりに、スシトレイン。

 

お茶コーラを初めて飲んでみましたら、

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あら、意外とイケるじゃない。

寿司とお茶コーラは、あり得なかったですけど。

 

スシトレインで必ず食べるのは、鰹とシメサバです。

 

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久しぶりにシメサバ食べたら、とっても満たされた気分です。

幸せは、身近にあるものだぜ。

 

 

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