ゴッホはお好きですか?
私は10年ほど前、九州国立博物館で開催されたゴッホ展で、
ゴッホの筆遣いに酔いしれてからというもの、
ゴッホに特別感を抱くようになりました。
先日、NorthshoreのHamiltonで開催されている
Van Gogh Alive Exhibitionへ行ってきました。
Eat Street Marketのすぐそばです。
詳しい情報や、チケットはここから買えますよ。
ゴッホの代表作、「ファン・ゴッホの寝室」の寝室を再現してあります。
「星月夜」の世界観に入る事ができます。頭がおかしくなりそう。
星月夜の間を抜けてメイン会場へ。
ゴッホの初期の作品から晩年の作品までが、
広い会場いっぱいに映し出されて進行していきます。
私が大好きな「ひばりの飛び立つ麦畑 1887年」も。
会場のBGMが「さくらさくら」に代わる頃には、
構図や色使いに変化を見る事ができます。
パリに出たゴッホは日本の浮世絵と出会い、
浮世絵の大胆で遠近法を無視した構図、
はっきりとした輪郭、
影の無い、平坦で自由な色使い
などに強いインスピレーションを受けて、
浮世絵の収集はもちろん、
浮世絵の模写も残しています。
ゴッホ作の花魁。1887年。
色使いがゴッホらしいですね。
これは1857年、
歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」。
大胆な構図と雨を黒い斜線で表現されていた辺りが、
ゴッホの心をロックオンしたような気がします。
そしてこちらがゴッホによる模写です。1887年
浮世絵から伝わってくる異国の文化の違いや生活感も
大変不思議で興味深かったでしょうし、
一度は日本に行ってみたかったのではないかと思います。
メイン会場からひまわり畑を抜けてロビーへ出ます。
床も天井も、空間の一体化を感じてしまって、
ずっといると、ここも頭おかしくなりそう。
星月夜のポストカードを一枚。
帰りにショッピングセンターに寄って、
ベトナムごはんのお店で、
チキンのチリ&レモングラス炒め。