イギリスの地図製作者で、石版印刷で地図を製作した最初の人物、
Edward Wellerの1881年のアジアの地図です。

ロシアのツンドラ気候エリアに走る黄色の線は「北極樹木限界」と呼ばれ、
北半球で樹木が生育できる最も北の場所で、
中国大陸北部に走る黄色い線は、冬小麦栽培の北限です。

東京から東に浮かぶ「Bonin」は小笠原諸島の事で、
人が住んでいない「無人」が由来のようです。

琉球は「Loochoo」諸島表記ですね。
その東、「Borodino」は、人口600人の北大東島か、
人口1.300人の南大東島の事のようです。

大東諸島には「Rasa島」、無人の沖大東島もあって、
戦前期にラサ鉱業によるリン鉱石が発展しました。
しかしそれによって元来、比較的平坦であった地形は大きく変わり、
最底部からは、海水がしみ出すようになりましたが、
未だリン鉱石の残存推定埋蔵量は約350万㌧と言われています。
ですが、現在の沖大東島は米軍の射爆場として、立入が禁止されています。

Rasa島のwikiを読むと、wowowの連ドラになれるくらいの、
リン鉱山男、羽毛男&肥料男による、3人の男達の利権や野望が
バチバチのドロドロで、大変興味深い話でしたよ。
さば缶で味噌煮。すぐできちゃう。
